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助成金

小学校休業等対応助成金使われていますか?

管理人

こんにちは。特定社会保険労務士の森川友惠です。

 新型コロナ感染症の流行の勢いは増すばかり、小学校や幼稚園等で、学級、クラス閉鎖や学年閉鎖が相次ぎ、お子さんの面倒を見るために、出社できないという従業員の方も再び増え始めています。企業によっては、既に特別休暇を設けらているところもありますが、そのような恵まれた環境で勤務できている方もいらっしゃるでしょうが、そうではない方の方が多いと感じています。

 「事情が事情だし、有給で休ませてあげたいたいけど、そんな余裕はない」

とおっしゃる事業主さんに活用頂きたいのが、この小学校休業等対応助成金です。この助成金は、新型コロナ感染症の流行により学級閉鎖、休校、休園となり、お子さんの面倒をみるために仕事を休む必要がでたときに、有給で休ませた事業主に対して助成されるものです。

ただ…手続きが煩雑

 私たち社労士にとっては、その手続きについてそんなにハードルが高い助成金ではありませんが、全くこういった手続きをされた経験をお持ちではない一般の方や事業主さんにとっては、リーフレットや支給要領を読みこなすだけでもひと苦労だと思いますし、人手不足の今、そんなところまで手が回らない…とおっしゃる気持ちも分かります。

 ただ、助成金は基本的に事業主に対して助成されるものですので、労働者から直接申請するということは原則できません。ですが、現在の社会環境をふまえて、この助成金は労働者本人が申請することも可能です。

その手続きは、

以下 厚生労働省 小学校休業等対応助成金特別相談窓口ページより引用

● 労働局からの本助成金の活用の働きかけに事業主が応じない場合に、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の仕組みにより労働者(大企業に雇用される方はシフト制労働者等の方に限られます)が直接申請することが可能です。
● 労働者の方が利用を希望する場合、下記の都道府県労働局『小学校休業等対応助成金に関する特別相談窓口』にご連絡ください。まずは、労働局から事業主に、小学校休業等対応助成金の活用の働きかけを行います。それでも事業主が助成金の活用に応じない場合には、労働者の方から休業支援金・給付金の支給申請ができるよう、労働局から事業主に必要な協力の働きかけを行います。

 簡単にまとめると

① 労働者が労働局の相談窓口へ相談

② 相談を受けた労働局が事業主に助成金の利用を勧奨

③ それでも事業主が勧奨に応じない

④ はじめて労働者個人の申請が可能

という流れになっています。…もちろん、事業主から労働者へコミュニケーションをどのように取るのか?によって印象は大きく変わりますが、この字面だけ読んでいると、労働者が事業主に対してネガティブな印象を持ってしまう可能性をはらんでいます。

やっと…手続きが簡素化されるかも?

 昨日、厚生労働大臣が会見で、この助成金の手続きを簡素化を表明されました。そう…今回書かせてていただいた労働者本人が申請をするときの一連の流れをふまなくてよくなるようです!!

 必要な書類はどこまで簡素化されるのか今のところ不明ですが、これで、事業主も「書類を整えるから、申し訳ないけど、会社では対応が難しいから自分で申請してくれないかなーー」と説明しやすくなるのでは?と思います。手続きの変更の続報を待たれてみてはいかがかなーと思います。いずれにしろ、どんな助成金なのか?どうしたらもらえるのか?…等々、ご相談はお近くの社労士まで。当事務所も相談受け付けておりますので、下記リンク先よりお気軽にどうぞ。

ABOUT ME
森川 友惠
森川 友惠
代表/特定社会保険労務士
大阪教育大学教育学部卒。 卒業後、大手スポーツクラブで勤務。退職後2015年に京都で社労士事務所開業。 現在は、スポーツクラブに関係が深い顧問先様に”お客様”も”従業員”も定着する店舗づくりをサポートしています。 趣味:読書(辻村深月・瀬尾まいこ・町田そのこ)と観劇(ミュージカル中心。文楽、歌舞伎から現代劇まで幅広く)とお笑い(中川家)ライブへ足を運ぶこと。好きな言葉は「能力を未来進行形でととらえる」と「常に明るく」
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